刺繍・道具と使い方

日本でも浸透しているフランス刺繍。様々な種類がある刺繍の中でも、人気が高く、幅広いデザインの作品を作れるのがフランス刺繍です。ヨーロッパで発展し、様々なステッチで表情豊かな刺繍を施すことができます。
ここからは、フランス刺繍の道具や基本のステッチをしっかり学習していきます。それぞれのステッチをマスターすることで、思い通りのデザインで刺繍を施すことができます。
※フランス刺繍はヨーロッパ刺繍と呼ばれることもあります。

フランス刺繍・基本の道具

刺繍枠

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刺繍糸

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刺繍で最もよく使用されるのが25番刺繍糸です。ひと束の長さは約8メートル。6本の細い木綿糸が撚り合わされており、ステッチの大きさや表情、布の厚さなどに応じて必要な本数を引き抜いて使用します。(詳しくは下記参照)
※画像①

チャコペン

※画像②
布に図案を描く際に使用します。手芸用複写紙で描いても図案が薄い場合や、ポイントとなる部分に印を付けたい場合など、これがあると大変便利です。
チャコペンのカラーは、布に対して目立つ色を選ぶとよいでしょう。また水で消えるタイプは、作業がしやすく、仕上げに水通しすれば仕上がりが美しくなるのでおすすめです。

フランス刺繍針

※画像③
フランス刺繍には専用の針を使用します。フランス刺繍針は針穴が大きく作られており、3〜10番までの番号がふられています。使用する針は布の厚さや糸の本数、ステッチの種類などで使い分けることが、仕上がりを美しくするポイントです。
糸と布に合ったフランス刺繍糸の選び方は、下記表を参考にしてください。
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糸切りはさみ

※画像④
刺繍糸を切る際に使用します。先が細くなっているものが作業しやすくおすすめです。

裁ちばさみ

刺繍布を切る際に使用します。上の糸切りはさみと合わせて、必ず紙用のはさみとは別に用意するようにしましょう。

まち針

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布に図案を写す際に使用します。図案が途中でずれないように止めておきます。

トレーシングペーパー

図案を透かして複写(トレース)するための薄い半透明の紙です。手芸用のもの以外にも、文房具店で販売されているものを使用してもかまいません。

鉛筆

トレーシングペーパーに図案を複写する際に使用します。ボールペンなどよりも図案が複写しやすいので、用意しておくと便利です。

複写紙

複写した図案を布に写す際に使用します。手芸用の水に付けると消えるタイプのものがおすすめです。

セロファン

複写した図案を布に写す際に使用します。下から布→複写紙→トレーシングペーパー→セロファンの順に置いて使用します。セロファンをトレーシングペーパーの上に置くことで、トレーサーを使用してもトレーシングペーパーが破れにくくなります。

トレーサー

セロファンの上から図案をなぞり、布に図案を写していきます。専用のものでなくても、インクがでなくなったボールペンなどでも代用できます。

刺繍糸について

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刺繍糸には様々な種類があり、25番以外にも、少し太い8番、さらに太い5番など、数字が小さくなるにつれて太くなっていきます。
またメーカーによってもカラーリングや糸の質感が微妙に異なるため、アレンジする際はお好みのものを見つけていきましょう。
本テキストでは全て25番刺繍糸を使用しています。