サテンステッチもストレートステッチを応用したステッチです。ストレートステッチを平行に並べて面を埋めていきます。
サテンステッチはフランス刺繍でよく使われるものですが、美しく平行に刺して仕上げるのは、見た目以上に難易度が高いステッチです。綺麗に刺せるようになるにひたすら練習していきましょう。

サテンステッチのポイント
- ツヤのある面ができる
- 小さい図案を埋めることに適したステッチ
- 図案の幅が広い箇所(中心部分)からスタートし、左右対称に刺すことでバランスよく綺麗にステッチできる
- 美しく仕上げるには慣れがいるステッチなので、練習布などでしっかりと練習する
①刺し始める際は、丸の端ではなく真ん中(図案の一番広い部分)からスタートする。このようにして、中心から左右対称に刺すことでバランスが取りやすくなる。糸を平行渡して面を埋める。
※サテンステッチの場合、刺し始めの糸は離れた所で処理するのではなく、図案の内側を小さく2,3針すくって刺し始めると糸処理の必要がなくなる。



②糸を平行に並べるイメージで刺していくことで、サテンのような艶のある表面になる。糸が出ているすぐそばに針を出すようにするとよい。

③端まできたら後ろから糸を通し、刺し始めの中心に戻って、もう一度広い面からステッチしていく。


④サテンステッチの練習図案では、基本の丸と縦長のリーフ模様も練習するとよい。リーフの場合も中心(一番広い面)から刺していく。
※リーフのように先の尖った図案は、先端の形を出せるような角度で刺し進めることがポイント。例えば、画像のような角度のリーフには、まっすぐ縦のラインで刺し進めると尖った形がしっかりと出せる。

