サテンステッチ

サテンステッチもストレートステッチを応用したステッチです。ストレートステッチを平行に並べて面を埋めていきます。
サテンステッチはフランス刺繍でよく使われるものですが、美しく平行に刺して仕上げるのは、見た目以上に難易度が高いステッチです。綺麗に刺せるようになるにひたすら練習していきましょう。
スクリーンショット 2016-12-03 9.58.11
 

サテンステッチのポイント

  • ツヤのある面ができる
  • 小さい図案を埋めることに適したステッチ
  • 図案の幅が広い箇所(中心部分)からスタートし、左右対称に刺すことでバランスよく綺麗にステッチできる
  • 美しく仕上げるには慣れがいるステッチなので、練習布などでしっかりと練習する


 
①刺し始める際は、丸の端ではなく真ん中(図案の一番広い部分)からスタートする。このようにして、中心から左右対称に刺すことでバランスが取りやすくなる。糸を平行渡して面を埋める。
※サテンステッチの場合、刺し始めの糸は離れた所で処理するのではなく、図案の内側を小さく2,3針すくって刺し始めると糸処理の必要がなくなる。
スクリーンショット 2016-12-03 9.58.45
スクリーンショット 2016-12-03 9.58.59
スクリーンショット 2016-12-03 9.59.09
 
②糸を平行に並べるイメージで刺していくことで、サテンのような艶のある表面になる。糸が出ているすぐそばに針を出すようにするとよい。
スクリーンショット 2016-12-03 9.59.26
 
③端まできたら後ろから糸を通し、刺し始めの中心に戻って、もう一度広い面からステッチしていく。
スクリーンショット 2016-12-03 9.59.40
スクリーンショット 2016-12-03 9.59.57
 
④サテンステッチの練習図案では、基本の丸と縦長のリーフ模様も練習するとよい。リーフの場合も中心(一番広い面)から刺していく。
※リーフのように先の尖った図案は、先端の形を出せるような角度で刺し進めることがポイント。例えば、画像のような角度のリーフには、まっすぐ縦のラインで刺し進めると尖った形がしっかりと出せる。
スクリーンショット 2016-12-03 10.00.42
スクリーンショット 2016-12-03 10.01.09