アクセサリー・道具と使い方

アクセサリー作りには、専用の道具が必要となります。アクセサリーのパーツによって、使用する道具も異なりますが、適切な道具を正しく使用することで美しく仕上げることができます。
各Lessonでは、それぞれのアクセサリー作りに使用する道具も記載してあるので、制作前には必要なものをしっかりと揃えておきましょう。

基本の道具

アクセサリー作りで最初に揃えたいもの

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平ヤットコ

先端が平なヤットコです。カンの開閉やピンを曲げるなど、力を加える作業で用います。内側に溝がないヤットコがアクセサリー製作用なので、必ずそのようなものを選ぶようにします。

丸ヤットコ

先端が丸いヤットコです。先端のカーブを利用することで、ピンやワイヤーを巻きつけて輪を作ることができます。先端が細くなっているものを使用することで、挟む位置により輪の大きさを変えることができます。

ニッパー

ヤットコと似たフォルムですが、こちらは切断専用の工具です。ピン類やチェーン、テグスなどの余分な部分をカットする際に用います。アクセサリーパーツは細かいものが多いため、刃先が細いものを選ぶとよいでしょう。

接着剤

接着剤には様々な種類がありますが、基本的にアクセサリー作りでは、乾燥すると無色透明になるもの、金属同士、または金属と樹脂の接着が可能なものを使用します。瞬間接着剤などは硬化時間が短く便利ですが、一般的に硬化に時間がかかるものほど強度も強くなります。

はさみ

リボンなどをカットする際に使用します。布専用のハサミは切れ味もよいため、アクセサリー作りにはおすすめです。

目打ち

パーツの穴通しや、コットンパールの穴の詰まりを解消するために用います。目打ちには様々な太さがありますが、リボンに穴を開けるなどの用途で使用する場合には、極細タイプがおすすめです。

あると便利な道具

ビーズトレイ

作業スペースとして、ふちがあり表面がフェルトやコルクになっているトレイがあると便利です。丸いパーツなどが転がりにくく、トレイの中で作業することでパーツの紛失も防げます。
専用のトレイでなくても、すこし大きめのコルクボードの上で作業してもよいでしょう。

小分けトレイ

小さなパーツの仕分けに使用するトレイです。パーツの種類に合わせて複数用意し、大きさも適切なものを選ぶことで作業がしやすくなります。パーツをしまう際に角を使って容器に移せる三角トレイなどもありますが、お弁当用の使い捨てカップなどで代用してもよいでしょう。

定規

素材をカットする際の計測に用います。パーツは一度カットしてしまうと元には戻せないため、短すぎて作り直しになることなどがないよう、必要な長さはしっかりと計りましょう。アクセサリー用であれば、15〜30㌢の長さの定規で十分です。

基本の材料

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ピン類

９ピン・・・頭が9字形のピンで、ピンに通したパーツ同士を複数つなげる際に使用します。
Tピン・・・頭がT字形のピンで、両穴のパールやビーズに通して輪を作ることで、カンやアクセサリーパーツにつなげるパーツとなります。

カン類

丸カン・・・パーツ同士をつなげる際に使用する、切れ目がある金属の丸い輪です。繋ぎたいパーツや用途により、適切な大きさや太さを選びます。
Cカン・・・パーツをつなげる金属の輪ですが、こちらは楕円形をしています。主に動きのあるパーツを繋ぐ際に使用し、複数のCカンを繋ぐことでチェーンのように使用することもできます。
デザイン丸カン・デザインCカン・・・細かいデザインが施されたカンで、使用するだけで存在感がでます。

留め金具

ヒキワ・・・ネックレスやブレスレットなどのエンドパーツとして使用します。Cカンなどと合わせて用いることで、パーツとつなぎ合わせます。
カニカン・・・持ちやすく開閉しやすい点が特徴のエンドパーツです。デザインも豊富なので、お好みで好きなものを選びましょう。
アジャスター・・・アクセサリーの長さを調整するために用いる金具です。個人により長さに差が出るブレスレットやネックレス作りなどに使用すると便利です。
つぶし玉・ボールチップ・・・テグスなどの端を留める際に使用するエンドパーツです。つぶし玉をテグスの端で潰して固定し、ボールチップをかぶせて閉じつぶし玉のカバーとして使用します。糸の太さによりつぶし玉のサイズを選びましょう。

石座

石座（カンつき）・・・爪がない石座は、接着剤などで石を固定することでパーツとして使用することができます。
石座（爪あり）・・・石やビジューなどを置いて四隅の爪を折り曲げて固定する石座です。形やサイズも豊富なので、石と合ったものを確認し選びます。

透かしパーツ

丸形・・・石座やビーズ、パールなどを接着する土台として使用できる丸い透かしパーツです。
月形・・・イヤーカーフ作りなど、長さが必要な場合の土台として用いやすい月形の透かしパーツです。

アクセサリー金具

ピアス金具
芯立つきピアス・・・芯立がついたピアスパーツです。片穴のコットンパールなどを組み合わせてシンプルなピアスを手軽に作ることができます。
丸皿つきピアス・・・透かしパーツや石座を接着できる丸皿がついたピアスパーツです。ビジューを組み合わせた華やかなピアスを作る際はこちらを使用します。
U字ピアス・・・キャッチがなくフックの形をしたピアス金具で、輪になったカンの部分にパーツを付けます。
フープピアス・・・フープ状になっているピアス金具で、ビーズやパールなどをそのまま通したり、リボンを巻きつけたりしておおぶりのピアスを作ることができます。
アメリカンピアス・・・チェーンの先にカンが付いたピアスです。揺れるピアスを作ることができ、用いるパーツにより華やかな印象となります。
イヤリング金具
蝶バネ式イヤリング・・・クリップで留めるタイプのイヤリングパーツで、留める部分がゴムになっているため、痛くならず耳にしっかりとフィットさせることができます。
イヤーフック・・・耳にかけるフックタイプのパーツで、複数付いたカンの部分にパーツをつけていきます。大胆なデザインや少し重さのあるパーツをつけることもできます。
リング金具
フォークリング・・・パールやビジューなどを接着できる台がついたリング金具です。

テグス

透明で強度のあるテグスを用いることで、ブレスレットやネックレスなどを美しく仕上げることができます。号数で太さが表示されているので、適切なものを選びます。

コットンパール

綿を圧縮した玉にパール加工を施したものがコットンパールです。通常のパールと比較して軽量なため、数を多く使用しても重くならず、現在人気が高まっています。ホワイトだけでなくキスカやベージュ、ピンク、グレー、ブラックなど様々なカラーがあり、また形も球体やしずく型など様々です。カラーや表面の加工により、アンティークな風合いがあります。
コットンパールには、両穴タイプと片穴タイプがあり、穴が貫通した「両穴タイプ」はネックレスやブレスレットなどの糸を通す場合やピンでパーツとして繋ぐ場合などに使用されます。片方にだけ穴があいた「片穴タイプ」は、接着剤と合わせて芯立や台座などのパーツに固定して使用します。

ビジュー類

ラインストーン・スワロフスキー・・・ガラスやアクリル樹脂などの素材で作られている人工宝石は、総称してラインストーンと呼ばれます。様々な形や大きさ、カラーがあります。スワロフスキーとは、スワロフスキー社が製造しているガラス製のもので、その美しい輝きから人気があります。
連爪・・・ラインストーンをはめ込んだチェーンタイプのパーツで、チェーンのまま使用する以外にも、一粒ずつカットして使用することもできます。様々なカラーや大きさがあるので、完成イメージに合わせて適切なものを選びます。

リボン

バイアスリボン・・・伸びがよくしなかやで形が作りやすいバイアスリボンは、布目に対して斜め（バイアス）に裁った布を縫い合わせたリボンです。様々なカラーや太さがありますが、非常にほつれやすい素材なので、扱う際はリボンの真ん中を持つようにします。
両面サテンリボン・・・サテンのようなハリと光沢が特徴のリボンです。両面サテンリボンは、表裏なく使用でき扱いやすくおすすめです。様々な太さがありますが、アクセサリー作りには繊細な細めのものが適しています。